【プロフィール】
ロイヤルケア高松 株式会社シニアライフアシスト 専務取締役 合田 敦さん
2003年の設立当時から業務に従事しており、35歳で取締役に就任しました。開設時には入居者が1名という厳しい時期も経験しましたが、社員数1名から100名を超える企業へと急成長させました。ワンランク上のサービスを打ち出すことでV字回復を実現し、入居待ちが出るほどの施設へと導きました。職員の離職率ゼロを達成したこともあり、講師依頼も増えております。
COLUMNコラム
【介護・福祉事業者 代表者インタビュー】ロイヤルケア高松 株式会社シニアライフアシスト 専務取締役 合田 敦さん
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01.法人の理念と取り組みについて
貴法人の大切にしていることや、介護・福祉で力を入れている取り組み、そして地域とのつながりをどのように大切にされているか教えてください
ロイヤルケア高松は、日本一わがままを聴く介護付有料老人ホーム、県内最大級規模のデイサービスセンター、24時間見守りサービス付きのシニア向け賃貸住宅を運営しています。当社では、ご利用者様の数だけ、生活スタイルや希望があるということを常に念頭に置き、「ご利用者様のより良い生活のために行動する」を理念に掲げています。
①「笑顔」で、②「わがまま(=こだわり)」と「個性(=その人らしさ)」を尊重し、③自立支援と健康寿命を少しでも長く延ばす「生涯現役・生涯満足」を追求。④スタッフとご利用者様、ご利用者様同士を繋ぐ「興味・関心」を育み、⑤地域において「一流・一番」のサービスとケアを提供する。この五つを行動の指針として取り組んでいます。
02.介護・福祉の現状と課題
現在の介護・福祉業界の課題について、特に人材不足や働き方改革への対応、そして利用者やご家族からの要望の変化について、どのように感じておられるか教えてください。
介護福祉の現場は、どこも人材不足とコスト高に悩んでいます。人材不足に関しては、小・中・高校生が介護の仕事や業界に興味をもつような「知ってもらう機会を作る」ことが大事だと感じます。実は職員への応募で、小学生の時に当施設に見学に来たという方がいて、仕事を知ってもらうことの重要性を実感しました。現在も各施設長が、学校への出前授業に赴いています。香川県でも積極的に同様の取り組みを行ってもらいたいです。介護職は、社会に貢献し「ありがとう」と心から言っていただける仕事であることを、小さい時から、また多くの方に知っていただきたいです。
介護福祉経営を考える時、良くも悪くも介護報酬があげられます。光熱費や食品コストの高騰など、介護報酬だけでは賄えない部分もあり、柔軟な法整備が必要です。県独自の規制も臨機応変に緩和することが肝要と考えます。
03.香川の地域福祉の展望
香川県ならではの福祉の特徴や 強み、地域住民や他の法人・企業との協力事例、そして今後香川の福祉をより良くするために必要なことについて教えてください。
香川県は入院や介護が必要になってから施設を探される方が多いですが、県外では元気なうちに自分の目で確認して施設を決める傾向にあります。長寿社会となり、余生をどう過ごすかは大事な人生の選択になります。施設に入ることが、あきらめになってはいけないのです。まだまだやりたいことができる、余生を楽しむための空間、家とも従来の施設とも違う、心身の支えとなりうる「サードプレイス」を創ることを心がけていきます。
地域と密接になることも大事で、介護の現場や、施設、サービスを入居しなくても感じていただけるようにとオープンにし、介護の相談にものっています。施設での市(いち)の開催や祭りなど地域行事への参加もその一助です。
04.今後の展望とメッセージ
今後の事業展開や新たに挑戦したいこと、福祉の仕事に興味を持つ方へのメッセージ、そして「支え合う街、広がる笑顔」を実現するために大切にしていることについてお聞かせください。
選べるお風呂や食事、見晴らしの良いレストラン、ご利用者様の夢や希望をスタッフが協力して叶える「デートプラン」、500を越えるアクティビティなど、充実の設備とサービスの両輪で、生き生きと暮らせる場所を提供しています。お陰様で高評価を得ており、親世代に続き高齢に達したお子様世代が入居してくれています。今後は、当施設のシニア向け賃貸住宅「プリモ」のような介護保険に頼らない自費の施設で現役生活維持を支援する住宅を拡充していきます。
また、良いサービスの提供には、スタッフが楽しく働けることがベースになると考えています。スタッフのライフスタイルにも寄り添う社内制度や就業規則の変更などを今後も柔軟に行い、生きがいを持って働ける職場を形成します。